地域と共に学ぶ

キャンパスの外に広がる地域社会は、子どもたちの日常を知る大切な学びの場です。教育・保育の現場や子育て支援施設など、多彩なフィールドでの活動を通じ、地域の人々や子どもたちと共に歩むことで、教育者としての確かな実践力を養います。

実習

教育フィールドワーク

教育現場の日常に触れ、学びを見つける

子どもの居場所のなかでも大きなウエイトを占める学校園に出向いていき、その学校ならではの「生活」を体験します。体験先の学校園は、幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校、義務教育学校、保育所、子育て支援ひろばなどです。それぞれの現場では「参与観察」を行います。子どもたちの日々の暮らしに寄り添いながら、一緒に過ごし、一緒に学び、一緒に遊びます。そこでは子どもたちの生き生きとした姿に出会い、大学の学びでは得られないさまざまな学びや気づきが生じることでしょう。子どもたちとの活動を通して「自分なりの学びを発見する」。このことが本科目の醍醐味です。

地域連携

子育てひろば

親子と触れ合い、地域の子どもと家庭を支える

地域の子育て家庭が集う地域子育て支援拠点「子育てひろば」に出向き、そこで日々生まれる親子の交流を体験します。0~2歳の子どもと保護者が安心して過ごせる場づくりを支える地域事業に参加しながら、学生はボランティアスタッフとして親子と関わり、絵本の読み聞かせや手遊び、壁面制作などに取り組みます。また、ゼミや授業での見学、卒業研究の調査など、学びの場としても活用されています。親子の笑顔があふれるひろばで過ごす時間は、地域の子育てを支える意義や、人と人をつなぐ力を実感する機会となるでしょう。子どもと家庭の育ちを支えるという視点を、自分なりに見つめることができる活動です。

ゼミ

酒井ゼミ「鳴尾いちご」

地域に密着した生きた教材づくりを学ぶ

大学のある鳴尾地区でかつて盛んに栽培された「鳴尾いちご」を地域教材として活用し、SDGsにつながる授業づくりを学びます。学生は文献から歴史を調べ、屋上で約560株のいちごの品種「宝交早生」を栽培しながら、教材化に向けた準備を進めます。また、西宮市内の小学校で出前授業を行い、児童に鳴尾いちごの歴史や育て方を伝え、一人一鉢で育てるための「鳴尾いちご栽培キット」も提供しています。出前授業などで地域に届けた苗は2000本を超え、探究的な学びが地域貢献へとつながる実践の場となっています。また、鳴尾いちごを使ったパフェやスムージーの販売にも取り組み、学びの成果を広く発信しています。