学部長・学科長あいさつ
共に生きる
教育学部は2019年の設置以来、前身の文学部教育学科から続く60余年の伝統を礎に、数多くの教育者・保育者を社会に送り出してきました。教育・保育の現場ではICT活用やインクルーシブ教育など大きな変化が進んでいます。本学部では、地域や学校と連携した実習やフィールドワーク、少人数での丁寧な指導を通して、現場で求められる実践力を養います。
私たちが大切にしているのは、「よりそう」姿勢です。教育は決して一方的な伝達ではありません。子ども一人ひとりの思いに耳を傾け、共に考え、共に成長する教育者・保育者を育てたいと願っています。社会のグローバル化やICT化が加速する今こそ、多様性を認め合い「共に生きる(共生)」という理念が、教育の現場には不可欠だと考えているからです。
2027年度に予定されている共学化を前に、性別を問わず誰もが互いを高め合い、専門的な学識と豊かな人間性を備えた教育者・保育者として成長できる環境づくりを加速させています。人材育成方針「MUKOGAWA COMPASS」の理念の通り、自ら考え行動し、子どもたちの未来に真摯に寄り添える若者の挑戦を、私たちは全力で支援します。

教育学部教育学科へようこそ。

「武庫川教育」は、長い歴史の中で築かれた信頼と伝統を礎に、常に時代の変化を捉え、最良の教育を探究してきました。2027年度、本学は「武庫川女子大学」から「武庫川大学」となり、性別や背景を問わず、あらゆる人が共に学びを高め合う「皆学(かいがく)」の精神を掲げます。
教育学部教育学科が柱とするのは「共生」です。これからの教育・保育者に求められるのは、多様な価値観を認め合い、社会の課題に主体的に関わる力です。そのために、私たちは「教室での学び」と「社会での実践」を強力に結びつける環境を用意しました。
【学びを深める2つのエンジン】
◆学校教育館の環境: 各領域に特化した最先端の特別教室や4Kレーザー超高画質プロジェクター完備の一般教室などは、皆さんの感性を呼び覚まし、深い学究へと誘う対話の場を創り出します。
◆共生教育科目群: 2年次の「教育フィールドワーク」(選択科目)では、国内外の教育・保育の現場、あるいは子どもをめぐる社会課題の最前線へと飛び込みます。現場の空気を肌で感じ、多様な人々と向き合う経験は、教科書だけでは得られない「生きた知見」となり、皆さんの専門性を確固たるものにするでしょう。
【総合大学としての強みと「共生」の実現】
多岐にわたる専門領域を持つ教授陣と、幅広い視野を養うカリキュラム。それらはすべて、皆さんが描く夢を形にするための土壌です。「子どもが好き」「先生になりたい」という原動力を、仲間と共に「共生社会を創る力」へと昇華させていってください。
ドイツの芸術家ヨーゼフ・ボイスは、社会を一つの作品と捉える「社会彫刻」の概念を提唱し、「すべての人間は芸術家である」と説きました。人生という舞台において、皆さんは主役であり、監督でもあります。大学生活を謳歌し、夢を語り、必要なスキルを磨きながら、新しい時代の教育・保育の架け橋となる「あなただけのストーリー」を、この武庫川の地で紡いでいきましょう。




